開催概要
日程: 2日間の集中プログラム
対象: 千葉日建工科専門学校 生徒
場所: 株式会社コモンウェルスエンジニアーズ 千葉事務所
テーマ: 「プラント設計の扉を開く – 実践を見据えたCAD業務体験ワーク」
学校のCADと、現場のCAD。その「決定的な違い」を体感する2日間
「学校で習うCAD操作と、実際の仕事で使うCADは何が違うのか?」
その答えを肌で感じるため、千葉日建工科専門学校の学生が当社の千葉事務所にて実施された「実務直結型インターンシップ」に参加しました。
今回のインターンシップの最大の特徴は、「実践感覚で挑む、リアルなCAD業務体験」です。
一般的な職業体験では触れることの少ない、プロの設計者が実際に使用している図面や、現場で発生する「修正指示(赤字)」を教材として使用。
エンジニア志望の学生が、将来のキャリアを本気で考えるための2日間となりました。
【Day1】プロの目はここを見る。「図面の間違い探し」
いきなり描かない。まずは「読む」ことから
初日は、プラント設計の基礎知識のレクチャーからスタート。
普段、建築学科で学ぶ一般的な住宅やビルの図面とは異なり、プラント施設特有の巨大な「鉄骨構造図」が今回の課題です。
参加者が最初に驚いたのは、いきなりCADで線を描き始めないこと。
実際の設計業務において最も重要なのは、作図スキル以前に「図面を正しく読み解く力」と「整合性をチェックする力」です。
実践ワーク:図面の整合性チェック(赤チェック)
平面図と軸組図を見比べ、矛盾している箇所を見つけ出す「図面の間違い探し(赤字チェック)」に挑戦しました。
- 「平面図と軸組図で、部材の整合性が取れていない箇所がある」
- 「寸法の整合性が取れていない箇所がある」
一見正しそうに見える図面の中にある矛盾を見つけ出す作業は、高い集中力を要します。
「ただ線を引くだけではない、設計者としての『気づく力』が試される」という講師の言葉に、学生たちの目の色は真剣そのもの。
その後、実際にCADを使って修正作業を行い、「理解して(読み込み)、直す(作図)」という実務のサイクルを体験しました。
【Day2】難易度S級?「鉄骨詳細図」への挑戦
全体図から詳細図の仕組みを学ぶ、ハイレベルな課題
2日目はさらに難易度がアップ。
一般図(全体図)から情報を読み取り、鉄骨詳細図(ディテール図)の作成プロセスを学ぶ課題に挑みました。
詳細図とは、鉄骨同士の接合部やボルトの位置などを精密に描いた図面のこと。
「どうすれば施工しやすいか」「強度は十分か」など、実務でも若手エンジニアが頭を悩ませるポイントです。
講師社員によるマンツーマン指導
講師役の社員がマンツーマンでサポートにつき、実際の業務で使われるCADコマンドやテクニック、図面表現のルールを伝授。
単なる操作説明ではなく、「なぜこの線が必要なのか」という設計の意図を伝えながら進めました。
講師からのフィードバック:
「詳細図の仕組みを理解するのは難しかったと思いますが、この『納まりを考える苦労』こそが設計の醍醐味であり、面白さです。最後まで諦めずに、粘り強く取り組む姿勢が非常に素晴らしかったです。」
舞台は「千葉事務所」:働く場でありながら、肩の力を抜いて過ごせる場所
設計業務に没頭できる拠点
今回の実施場所である千葉事務所は、当社の設計業務の要(かなめ)となる拠点の一つです。
千葉エリアの学生にとってアクセスが良いだけでなく、落ち着いた環境で設計業務に集中できるのが大きな魅力。
ベテランから若手まで、リアルな職場環境
豊富な経験を持つ所長と、意欲的に成長を続ける若手エンジニアが共に働いています。
少人数だからこそ、日々の業務を通じて密にコミュニケーションを取りながら、技術面・業務面の両方で
丁寧なサポートを受けられる環境が整っています。
一人ひとりの成長を大切にし、挑戦を歓迎する風土の中で、着実にスキルを磨ける職場です。
- 質問しやすい雰囲気:「分からないことがあればすぐに聞ける」フラットな関係性。
- プロの背中:すぐ隣で先輩たちが真剣に図面に向き合っている姿を見ることができる。
「会社の雰囲気」や「社員の働き方」を肌で感じられるのも、オフィス開催型インターンシップならではのメリットです。
参加者の声(アンケートより)
実際に参加した学生からは、実務を通して「新しいことを学ぶ楽しさ」や「成長の手応え」を感じたという、前向きな感想が寄せられました。
「インターンシップを通して多くを学び、貴重な経験になりました。社員の皆様が優しく教えてくださり、安心して取り組むことができました。今回の経験を今後の成長につなげていきたいと思います。ありがとうございました。」
「新しいことを学ぶ大切さを実感しました。今回の経験を活かし、毎日図面や数値を読めるように練習を続けています。」
未来のエンジニアへ
コモンウェルスエンジニアーズでは、今後も単なる「見学」ではなく「エンジニアの一員」として参加できる、密度の濃いインターンシップを企画してまいります。
- 早くプロの世界を見てみたい
- 設計の現場で通用するスキルを知りたい
そんな意欲ある学生の皆さん。次は、千葉事務所でその熱意をぶつけてみませんか?
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株式会社コモンウェルスエンジニアーズ
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